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2019年度カナダ語学研修5日目「スカベンジャーハント」

2019.7.11

中・高共通関連

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雨のち晴れのち雨のち晴れ。いい加減にしなさいよお天気。ホームステイを運営してくださっているスタッフの方々より、このHPの投稿に対してお褒めの言葉を賜りまして、誠にありがとうございます。文章の安定は生活の安定なくして達し得ませんので、これも皆様の支えがあってこそです。あるいは、滑稽な話題の尽きないヴィクトリアという素晴らしい街のおかげだと思っております。

ついにシャンプーを手に入れた。公用語である英語とフランス語の2語で商品の表示が書かれており、非常にわかりにくい。なので、「きれいに洗い流せそうな雰囲気」を重視し、この商品に行き着いた。

私が使用している1階のシャワールームには、カリッカリに硬化した石鹸の化石が1つあるだけです。毎度お湯で戻して使います。ホストファミリーは2階のバスルームを使用しており、そこにはシャンプーが置いてあります。私は頭を洗うため、2階でシャンプーをワンプッシュしてから1階のシャワールームに移動する生活を送ってきました。しかし、それも限界を迎えました。この営みが生産的ではないことに気づいたのです。ドラッグストアに行き、シャンプーを買います。何という充実感でしょうか。とにかく早く、マイシャンプーで頭を洗浄したくて仕方がありません。帰宅後すぐにシャワーを浴びたいところですが、ここはひとつ我慢をして、夜にでも痛快な洗浄体験を味わいたいと思います。

さて、本日の午後の様子です。州議事堂の前でバディと合流しました。

午後は、ダウンタウンでスカベンジャーハントです。新たな2班を形成し、それぞれにバディが1名ずつ付き添います。問題が21題出題され、街の中からヒントを得て、配布される紙に答えを書き込んでいきます。正解につきポイントが与えられ、得点の多い班が勝利です。

数名に、裏が解答になっている紙が配布され、ゲームを無下にするところでした。あぶないあぶない。しかしながら、さらなる脅威となるのはバディであるマーカスの存在。実は彼は解答を知っていると言うのです。もはや誰もマーカスを止めることはできない。スカベンジャーハントの実施に際して、将来的にマーカス対策が必要になることは自明でしょう。それは冗談として、彼はそんなはずるいことをするような人ではありませんので、大丈夫です。

それでは準備はいいかな。よーいドン!で紙がひらひら舞うの巻。

我が身を2つに分断する気は、さすがに起きませんでしたので、本日も彼らを追うことはしませんでした。気をつけて行ってらっしゃいませ。

その間、私はホームステイ運営を担当してくださっているVIEC様のオフィスを訪ねることにいたしました。その前に、私の野望を覚えているでしょうか。エンプレスホテルでコーヒーを1杯飲む。胸を張って日本へ帰るためには、これの達成が不可欠なのです。そこで、現地スタッフの方と添乗員の方のお力添えをいただき、エンプレスに挑むことを決心しました。

1人では入れないシールドが、私には見えました。3人の強力な仲間がいて、ようやく破れた非常に強力なシールドです。落ち着きのある異空間が広がっています。異国の中に異国を見たような感覚です。ところが聞くところによると、エンプレスホテルでは、$75のアフタヌーンティーしか提供していないようなのです。コーヒー1杯などという喫茶店のような利用方法は許されないようでした。当然であります。相手はエンプレスです。ただ、これで敗北とは思っていません。いつかもっと立派になって、アフタヌーンティーの代金を支払い、コーヒーを1杯だけいただいてエンプレスを出る。私の野望は、身勝手な空想に酔いしれて幕を閉じたのでした。スタッフの方、添乗員さん、お手数をおかけしました。

VIEC様のオフィスに到着します。私を取り囲むようにして、歓迎してくれました。次に会えるかも分からないと考えると、寂しくて仕方なくなります。別れを考えると、人との交流が突然恐ろしくなるのは私だけでしょうか。ともあれ、楽しいひと時でした。お世話になります。オフィスから徒歩6秒の位置に、かねてから注目していたビクトリア昆虫動物園を発見しました。虫たちを素材としたスナックやチョコレートが売られています。ベーコンチーズやバーベキューなど、美味しいフレーバーでごまかそうという意図が透けて見えますが、外観は素材で勝負しすぎです。これだけ大勢の虫たちを殺めたと考えると恐ろしくなりましたが、命をいただくとはそういうことですね。これらの商品が賞味期限までに完売し、廃棄を免れることを祈ります。

次の目的地はカナさんのおすすめで、「Tim Hortons」に決定しました。ここの美味しいコーヒーを飲んで、エンプレスで受けた傷を癒そうという狙いです。スカベンジャーハントの裏で、私が何をしていたかなど興味がおありでないかもしれませんが、どうかお付き合いください。ダウンタウンにできてまだ新しいお店のようです。ドーナツやチリビーンズも美味しいとのことでした。

コーヒーを飲みましょう。Sサイズです。見れば見るほど嬉しい、サトウカエデの葉。飲み口は、塞がっているものをペリペリ剥がすタイプで、防御力はあまり高くありません。正直、蓋なしの直飲みとさして変わりません。また、アイスコーヒーのストローがエコ志向のため紙製でしたが、カップ自体はプラスチック製なのは笑ってしまいました。ゆっくり飲んでいると、ストローがしなびてくるらしいのです。モデルチェンジの順番が違うのでは。圧倒的に不便な方から取り掛かりましたね。

コーヒーを持って、集合場所であるベイセンター4階のフードコートに移動します。集合時間は15時45分です。まだ時間があります。カナさんが、女子生徒がお昼に食べきれなかったパインケーキを譲り受けていました。ただ、生徒が一度電子レンジで温めてフカフカになったことが影響し、サランラップの内側でメッタメタのギッタギタになって鞄から現れました。コーヒーのお供に、私もいただくことにしました。目をつむれば、味に影響はありません。ホストマザーの手作りだそうで、驚きました。コーヒーとの組み合わせはばっちりでした。

さあ、スカベンジャーハントの調子はいかがでしょうか。マーカスの班が15時30分頃に到着です。

全問答えて帰ってきました。あとは正解しているかどうかですね。

ここから、明後日のアクティビティである市バスツアーの行程を策定します。バディを交えた班の中で、行きたい場所を定めて現実的な予定を立てます。こういう時に、女子生徒は非常に頼りになります。しっかりと自分たちのアクティビティを充実させようと、明後日の計画を立てます。男たちは明後日の方向を向いています。

この班は、クレイダーロック城をメインにした計画のようです。

ミカの班も時間ぴったりに到着しました。問題は全問答えられたようです。

明後日の計画を立てます。こちらの班も、中3の女子生徒が大活躍でした。先輩たち、後輩におんぶに抱っこでは情けないだろうよ。

どうやら、ビーコンヒルパークをメインに据えたようです。

各班で計画表を提出したのち、16時15分に解散となりました。お疲れ様でした。バスに乗って帰宅します。

私の話に戻りますが、雨が降る中、バスの中から見えたセブンイレブンへ行ってみることにしました。モジモジしていたら、家の最寄りのバス停まで行ってしまったので、来た道を1kmほど歩いて戻ります。歩きはじめて1分ほど経って、とてつもない勢いで雨量が増しました。雨の勢いが衰えた頃、お店に到着しました。

そうして、あるお菓子を購入して帰ってきました。

「COFFEE CRISP」です。コーヒーとの組み合わせを実践したくて、うずうずしていたのです。ただ、「Tim Hortons」とぐちゃぐちゃのパイナップルケーキの組み合わせを上回ることはできませんでした。

コンビニへ行く際に受けた雨で、靴が濡れてしまいました。まずいことになった。一足しか持ってきていませんので、明朝までに乾かす必要があります。そうだ、新聞紙がある。

知恵発動。新聞紙は除湿効果があるので、靴を乾かすために一晩尽力してくれることでしょう。ゴードン先生がくれた新聞紙を惜しげもなく使ってしまいました。大して読まずに丸めて靴に入れたというのは内緒で。

スカベンジャーハントの勝敗に関する結果発表は、11日目のフェアウェルパーティーの際に予定しています。どちらの班も自信満々で帰ってきましたので、勝負の行方は全く予想がつきません。

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