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2019年度カナダ語学研修3日目「ダウンタウン」

2019.7.9

中・高共通関連

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先程夕飯を食べ終えたところですが、ついに先日購入した巨大スイカと再び顔を合わせるときがやってきました。ホストマザーがスイカの半分を豪快に切り分け、皿に盛って出してくれたのです。逃げ場はどこにもありません。ホストファミリーの認識では私は、スイカが好きで仕方がない男なのですから。やはり、食事が始まる前から早速つまみ食いを進めてきます。仕方なく1切れを手にとります。「very sweet」と、すでに口をもぐもぐさせているホストファザーが、私の目を見て言います。この状況は、もはや誇張するより他に仕方ない。誇張でごまかす。その道しか残されていない。私は覚悟を決めて、かじりつきました。すると、どうしたことでしょう。美味しい。スイカを求めて動き始めた口が止まらない。確かに甘いのです。日本における極めて甘いスイカが持つ、喉が乾くような甘さはないかもしれません。それでも、物足りなさを感じることは断じてないという程度には甘いのです。そして何より、甘みの後にやってくるさわやかな酸味。これは、ジャパンのスイカにはない特徴的な味わいであります。これなら勝機がある。日本からやってきたスイカ大好き男として、真価を発揮するときがきたのです。結局、私は巨大スイカ1玉の4分の1以上を1人で平らげました。ありがとう、ホストファミリー。このスイカをあともう半分食べられると思うと、想像だけで口が動き出しそうだよ。

そんなことより、今日の午後のアクティビティの話をしましょう。グレンライオン校を後にして、スタッフのカナさんの案内で、ダウンタウンに行くためにバス停へ向かいます。道中で、鹿を発見しました。住宅街を闊歩していました。車道のすぐそばでしたので、少し心配になりました。中3の女子生徒が「かわいい」と言った瞬間、動きを止めてカメラに目線をくれました。なかなか利口な鹿です。

バス停に到着し、バスに乗り込みます。どこでカメラを向けても、素敵な町並みです。

さあ、バスを降ります。ここは、ブリテッシュコロンビア州の州議事堂。この建物の前でバディたちと待ち合わせをしています。バディと挨拶をして、事前に決めてあった2つの班に分かれて2時間半のダウンタウン散策開始です。

こちらがマーカス。もう1人ミカがいますが、ここには写っていません。写真を撮る間も無く、出発してしまいました。2人のバディ、これからよろしくね。

バディは非常に責任感が強く、頼もしい存在です。州議事堂を離れて、2つの班はダウンタウンに向かっていきました。

さて、私も歩き始めます。彼らを追うことはしませんでした。生徒たちを見かけたら写真に収めようというくらいの心持ちで、出発しました。

馬がいます。

馬車です。車両ですので車道を通行します。暑い中、ご苦労様です。空気はカラッとしているのですが、日差しがとても強いです。日向にいるとすぐに体がポカポカしてきます。ゴードンの二の舞になる前に、長袖のトレーナーを1枚脱ぎました。半袖のTシャツで丁度いい気候です。

海辺にやってきました。インナーハーバーと呼ばれ、船や水上飛行機が頻繁に発着します。

絵描きさんが、絵を売っています。大きな熊の絵が気に入りました。

おっと、マーカス率いる班がいます。インナーハーバーを早足で通り抜けていきました。回るべきところはたくさんあるんでしょうね。バディも一生懸命です。

シャチが草木で形作られています。雑誌などでは目にしていましたが、想像の倍ほどの大きさがありました。食事やオブジェの大きさという面では、カナダは絶対に我々の想像を下回りません。

チョコレート屋さんです。この暑さの中、チョコレートを買って持ち歩く勇気はありませんでした。いい香りがしました。

ジェラート屋さんです。かなりの人気店のようで、街のいたるところにこの店のジェラートを頬張る人々を確認できました。シングルサイズであっても、食後に食べるにはサイズが大きいため、注文するには至りませんでした。またの機会に挑戦しようと思います。

こちらは、おもちゃ屋さん。コレクター好みのマニアックなおもちゃが集まります。

スターウォーズのコーナーです。スターウォーズ愛が煮えたぎります。すると、店員がニコニコして近づいてきました。正直、気味が悪かったです。写真がどうたらと言っているので、店内の写真を撮りまくっていたことを咎められているのだと思い、謝罪しようとしました。しかし、どうも様子がおかしい。どうやら、私が着ていたR2-D2のTシャツを大変気に入って、写真を撮らせてくれないかと言っていたようです。同志として店員と心が繋がりました。存分に撮らせてあげました。満足げに去っていきました。

2階は、貴重なおもちゃを集めた博物館になっています。オーナーの趣味性の高さが伺えます。素晴らしい。

階段を降りて店を後にします。

ここで腹痛に襲われました。お手洗いを探します。おもちゃ屋さんでは利用を断られてしまいました。他のお店にも入ってみますが、公用のお手洗いは見当たりません。そこで、危機的状況で機転を利かせた自分を褒めてやりたい。公共施設であれば、間違いないだろう。「city hall」という記述を発見し、駆け込みます。万事休すかと思いましたが、どうにかお手洗いにありつけました。ビクトリアにおいて、お腹マネジメントは大変重要であると思い知りました。

こちらはミカの班です。タピオカの飲み物を飲んだと言っていました。次の目的地を決めているのでしょうか。でも、もうじき集合時間の16時ですよ。本当にあっという間に時間が過ぎてしまいます。ダウンタウンを満喫するには、到底時間が足りませんね。今日はまだまだ序章に過ぎませんから、またの機会に訪れるとしましょう。

集合場所のベイセンターのフードコートに到着しました。マーカスの班がすでに到着しています。数名が何かを食べていましたが、あれは何だったのかな。今になって急に気になり始めました。

ここで、バディとはお別れして、帰宅の途につきます。マーカスとミカ、アクティビティ初日ありがとうございました。明日以降もよろしくお願いします。生徒のみんなは、日差しを浴びながらたくさん歩いてくたびれたことでしょう。しっかりと休んで、明日以降に備えましょう。

帰りのバスは帰宅時間帯に重なり、大変混雑しました。私と生徒2人が使うバス停の様子です。分かりづらいかもしれませんが、車道の方を向いて人がたくさん待っています。複数のバスの路線が停車する大型のバス停だったのです。無事に乗り込めて安心しました。私が降りるバス停の1つ前で、高1の男子と中3の男子のペアが降りました。そこには、彼らのホストマザーの姿がありました。2人の姿を確認すると顔がパッと明るくなり、嬉しそうに話しかけていました。とても温かい気持ちになりました。

さて、明日で4日目。そろそろホームステイや生活にも慣れてくることかと思いますので、明日から生徒による現地リポートを開始したいと思います。生徒のみんなは奮って執筆してください。お楽しみに!

 

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