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2017.03.18

土曜・夏季・特別講座:教員志望者のための小学校体験(平成28年度)

本校では将来教員を目指す生徒を対象に、様々な体験を通して教育について考え、学び送り出しています。
その活動の一つに平成26年度から付属小学校へ行き教員とともに行動して学ぶ機会を設けています。
本年度は高校3年生1学期の土曜講座開講日と9月の平日昼休みと土曜日を利用して行いました。

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土曜日は朝7:30から1校時終了まで、平日(9月実施)は朝7:30から8:10までと昼食・昼休みに出かけ、小学生とともに過ごしました。

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昼食はお弁当を持参し、ともに食べながら会話と観察を、昼休みはゲームを提案、そして清掃活動を行いました。
その活動を通して児童の動きを観察し、アプローチを繰り返します。

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土曜日は授業にも参加し、教員の補助として実際に教えることを通して、児童が知りたいことや疑問に思っていることに向き合い答えられる力を磨きました。

高校生は児童と現場の教員の動きを観察し、児童への声掛け・目配り・授業進行の仕方・いざこざへの対応など多くのことを学び、自らも参加して実践しました。
高校生にとっては「あたりまえ」と思えることを理由とともに小学生にわかりやすく説明するのは難しかったようですが、理解してくれた時の喜びは他は代えられない感触であり、高校生もさらに頑張ろうという意欲につながったはずです。
小学校では、高校生が来ると児童たちはとても喜んでいました。これを通して児童たちの学ぶ意欲の向上に少しでも貢献できればとてもうれしく思います。

高校生はこれらの活動をしながら受験に向けて志望理由書の作成をします。「なぜ将来教員を目指しているのか」、「教育を取り巻く諸問題に対してどう貢献するのか」等を深く考え、入学後特に研究したいことは何かをまとめ、書きだします。
本校教員は何度も面談をして生徒本人の中にある本当の意志を引き出す役に徹し、生徒自身で整理・確認してから出願をしました。
(これは小論文指導講座でお世話になっている神﨑史彦先生の著書を参考にさせていただきました)
その後教員は入試に向けて具体的に何か指示をするというよりは、生徒たちがお互いに教育に関することを議論しあう機会をつくり、限られた時間の中で互いに切磋琢磨しながらAO・推薦入試に臨んでいきました。

AO・推薦入試は研究したい分野がはっきりしている生徒にとって有用な入試です。しかし、特に国公立大学は人気が高く、合格できないことも十分考えられるため、また一方で教員は幅広い教養が求められることから一般入試への準備、つまりセンター試験5教科7科目と個別入試に向けた学習も並行して行うようにしていました。このためAO入試で合格できなかった生徒も一般入試で合格することができました。
この講座を通して高校生に指導していただいた小学校の先生方に大変感謝しております。また、今後も教育に関する話題・問題に関心を持ち各方面と連携をしながら地道に続けてまいります。

受講生の進学先
26年度 国立大学3名(茨城大学・千葉大学・三重大学)、私立大学1名(文教大学)
27年度 国公立大学4名(千葉大学、埼玉大学2名、都留文科大学1名)、私立大学1名(國學院大学)
28年度 国立大学6名(千葉大学)、私立大学3名(白百合女子大学・明治学院大学・玉川大学)進学予定
今年度はAO入試で不合格だった生徒も一般入試に再挑戦し、全員第一志望合格を果たしました。
卒業生に聞くと、この時の経験が大学に入ってすぐに実践できてとても役に立ったとのことです。
初志貫徹の気持ちがあれば将来教員になった時も必ず生きるでしょう。我々の取り組みが何か役に立てればとてもうれしく思います。
次年度も開講します。高い志を持った生徒の参加をお待ちしています。

以下裏話のような記録です。

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小学校の先生方との顔合わせ

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生活用品が授業の道具になる例

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歯磨きタイムの打ち合わせ

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プログラムが終了し、教頭先生への挨拶

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卒業生からのアドバイス